社内SE必要スキルマニュアル-ほ~げの備忘録-

30代から社会人を目指して、なんだかんだ社内SEになれた人の備忘録と情報共有のブログです。これから社内SEになろうとしている人の助けになったりするといいなと思っています。

【グループポリシー】一般ユーザーのドメインコントローラーへのリモートデスクトップ接続有効化

以前、グループポリシーでリモートデスクトップ接続を有効化する方法を記載しました。

 

earngineer.hateblo.jp

 

しかし、上記の設定だけでは、ドメインコントローラーへのリモートデスクトップ接続は許可されません。
今回は、さらにAdministrator以外の権限のユーザーを、ドメインコトローラーにリモートデスクトップ接続させる方法を記載します。

環境
ホスト:WindowsServer2016
クライアント:Windows10Pro

 

1.設定内容
2.事前準備
3.設定箇所

 

1.設定内容

ドメインコントローラーは個別のセキュリティポリシーを持っているため、標準ではAdministratorしか、リモートデスクトップの権限をもっていません。
そのため、セキュリティでAdministrator以外のユーザーにも権限を与えてあげることで、ログインが可能になります。

2.事前準備

ドメインコントローラーに接続できる人間を所属させるグループを作成しておきます。
もちろん一人ずつ登録してもよいですが、グループに追加する方が楽なので、個人的にはこの方法を推奨です。
ここでは、DCtrlRemoter というグループを作り、そのグループに所属するユーザーにログオンを許可させます。

 

3.設定箇所

グループポリシーエディターで、
「コンピューターの構成」-「ポリシー」-「Windowsの設定」-「セキュリティの設定」-「ユーザー権限の割り当て」を選択します。
右ペインにある「リモートデスクトップ サービスを使ったログオンを許可」をダブルクリック

するとプロパティが表示されるので、「ユーザーまたはグループの追加」をクリックする。

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「ユーザーまたはグループの追加」が表示されますので、参照から事前に作成してあるDCtrlRemoterを追加します。
また、このとき、Administrators も同時に追加しておきます。
ここでAdministratorsを登録しないと、Administratorでのリモートデスクトップが許可されなくなります。

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AdministratorsとDCtrlRemoterの二つのグループが表示されれば、「OK」を押して完了です。

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今回はAdministraotr以外のユーザーにも、ドメインコントローラーにリモートデスクトップ接続するための設定を記載しました。

全部ひとりで管理する場合を除き、やはりユーザー作成なんかは別の担当者にお願いしたい場合もあるので、こういったグループを作っておくと、運用が楽になると思います。