【グループポリシー】デスクトップにショートカットを作成する方法
デスクトップ上にショートカットを作成するのは、とても需要があると思います。
「よく使うファイルのショートカットはデスクトップに作っておく」という方は多いですしね。
そこで、今回はグループポリシーを利用して、デスクトップにショートカットを作る方法です。
1.インターネットサイトのリンクの設定
2.ローカルファイル・フォルダのショートカットと共有のショートカットの設定
3.共有のフォルダ・ファイルの注意点
4.ブラウザを指定したインターネットサイトのリンクの設定
環境
ホスト:WindowsServer2016
クライアント:Windows10Pro
ファイルサーバー:CentOS6・7
1.インターネットサイトのリンクの設定
設定箇所
[ユーザーの構成]-[基本設定]-[Windowsの設定]-[ファイル]
右枠より[新規作成]-[ショートカット]
「全般」タブ
アクション:更新
名前:yahoo
ターゲットの種類:URL
場所:デスクトップ
ターゲットURL:https://www.yahoo.co.jp/
「共通」タブ
ログオンしているユーザーのセキュリティコンテキストで実行する:チェック
以上で終わりです。
あとはGPが適用されたタイミングで、自動的にショートカットが作成されます。
2.ローカルファイル・フォルダのショートカットと共有のショートカットの設定
リンクのショートカットだけではなく、ファイルや共有フォルダに対するショートカットも作成できます。
その場合は以下のように設定します。
「全般」タブ
アクション:更新
名前:××
ターゲットの種類:ファイル システム オブジェクト
場所:デスクトップ
ターゲットURL:“ローカルファイルの場所、もしくは共有のUNCパス
(\\server1\ショートカットのような書き方)”
3.共有のフォルダ・ファイルの注意点
ただし、共有フォルダを指定する場合は、以下の2点に注意してください。
・ルートフォルダは対象外
ルートフォルダのショートカットを作成しようとしても、作成できませんでした (CentOS6・7で構築したファイルサーバー)ので、手動で作成したショートカットを、ファイルとして配布する形を取りました。
<グループポリシーを利用したファイルの配布方法はこちら>
・ショートカット作成時でアクセスできない場所は対象外
インターネット上ならともかく、ファイルサーバーに関しては、かなり限られた環境ではありますが、すぐにアクセスできない場合もあるかと思います。(筆者の環境ではそうでした。)
その場合もすでに作成してあるショートカットファイルを配布する形で対応できますので、そちらを設定してください。
4.ブラウザを指定したインターネットサイトのリンクの設定
筆者の記事でもアクセスがありましたが、ブラウザを指定したショートカットの作成に関しては、やはり需要があるようです。
<ブラウザを指定したショートカットの作成方法はこちら>
これをグループポリシーでリンクとして配布する場合の設定も記載します。
ポイントは、URLとして作成するのではなく、ファイルシステムオブジェクトで作成することです。
「全般」タブ
アクション:更新
名前:××
ターゲットの種類:ファイル システム オブジェクト
場所:デスクトップ
ターゲットパス:C:\Program Files (x86)\Internet Explorer\iexplore.exe
(IEの実行ファイル)
引数:https://www.yahoo.co.jp/
(アクセスさせたいURL)
開始:”C:\Program Files (x86)\Internet Explorer\iexplore.exe”
(IEの実行ファイル 前後にダブルクォーテーションを付ける必要あり)
となります。
もしChrome指定で開きたい場合は、IE部分をChromeの実行ファイルへ変更してください。
以下はyahooをIE指定で開く場合の画像です。
もしそういう要件があった場合に利用してください。
(普通にショートカットを作成して、ファイル配布でもいいんですけどね)