【グループポリシー】IEのホームページの設定
IEのホームページ設定を、最初から別のページに変更します。
方法はいくつかありますが、今回は初期ページを変更し、その後ユーザーが変更した場合は、変更後のページが反映される形をご紹介します。
こんな時に利用:新人には特定のサイトは見せたいが、その後は自由に設定を行ってよい場合
環境:WindowsServer2016 Standerd
「ユーザーの構成」→「基本設定」→「コントロールパネルの設定」→「インターネット設定」
右のウインドウで「新規作成」→「Internet Explorer 10」を選択※1
※IE11でもIE10を選択すれば適用されます。
「全般」タブ
ホームページ:https://www.yahoo.co.jp/
スタートアップ:「開始時にホームページを使用する」にチェック
F5を押して、全般タブ内をすべて有効化※2
「共通」タブ
「一度だけ適用し、再適用しない」にチェック
※設定項目に赤のアンダーラインが入っている部分は、無効の設定になっています。
F5:画面上の全項目を有効化
F8:画面上の全項目を無効化
F6:選択中の項目のみ有効化
F7:選択中の項目のみ無効化
ホームページを追加する手順としては以上ですが、注意点があります。
この設定は、PCで行うIEのインターネット設定を、そのままグループポリシー上で行います。
しかし、「詳細設定」タブの初期値が、PCとグループポリシーとで差異があるため、そのまま反映してしまうと想定していない項目まで別の設定に上書きされてしまいます。
そのため、不要な部分はF8で配布を行わないよう、無効化してしまいましょう。
もし勢い余って有効化してしまった人(自分のこと)は、以下がWindows10Pro ver1903のIEとの差は以下になりますので、ご活用ください。
「詳細設定」タブ
「履歴およびお気に入りで使用していないフォルダーを閉じる」のチェックを外す
「サードパーティ製のブラウザー拡張を有効にする」にチェック
「Internet Explorerが既定のWebブラウザーでない場合に通知する」のチェックを外す
「Ctrl+Tabでタブを切り替えるときに、最新のページの順で切り替える」にチェック
「Webページのアニメーションを再生する」にチェック
「Webページのサウンドを再生する」にチェック
「暗号化されたページをディスクに保存しない」のチェックを外す
「ブラウザーを閉じたとき、「Temporary Internet Files」フォルダを空にする」のチェックを外す
「拡張保護モードを有効にする」のチェックを外す
「SSL 3.0を使用する」のチェックを外す
「TLS1.1を使用する」にチェック
「TLS1.2を使用する」にチェック
「保護付き/保護なしのサイト間を移動する場合に警告する」のチェックを外す
これでこれまでと変わらない形でIEを使ったブラウジングができます。
その他の形に関しては、また別の機会に検証してみたいと思います。